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Yuta Watanabe's Blog

開発周りと、その他諸々

アプリ内での広告掲載による収益を最大化する Windows ad mediation

こんにちは。

マイクロソフトの渡辺です。

Windows Phone アプリ内での広告掲載による収益を最大化する、 Windows ad medittion について、今日はご紹介します。

Windows ad mediation は現在下記のアドネットワークをサポートする、開発者のための広告最適化ツールです。

※ Inneractive, AdMob, MobFox は現在 Windows Phone 8.1 "Silverlight" のみ対応です

背景

Windows & Windows Phone ストア マネタイズのトレンド ( 2014年9月 ) でもご紹介しましたが、アプリ内広告は アプリ内課金に次ぐ開発者の収益源です。

アプリ内広告の収益は、

リクエスト回数 x fillrate ( フィルレート ) x eCPM ( 1,000 PV あたりの収益額 )

で決まります。

fillrate と eCPM は、利用するアドネットワークをはじめ、市場や広告の種類、時期等にも左右されます。この点は、Microsoft が提供するアプリ内広告 Ads in Apps も他のサードパーティー提供のアドネットワークも同じです。

一般にアプリ開発者側は、複数のアドネットワークを実装し、収益の最大化を図ります。

つまり、アドネットワーク A にまず広告をリクエストし、配信可能であれば表示、不可であれば次にアドネットワーク Bに広告をリクエスト... と繰り返すことにより、広告が表示される確率、 fillrate ( フィルレート ) を高めます ( 出来る限り 100% に! )。

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またさらに、各アドネットワークの eCPM ( 1,000 PV あたりの収益額 ) を比較し、より高い単価の広告を配信するアドネットワークを、より上位に ( 優先して ) 表示するように改善します。

この試行錯誤は確かに収益の増加という結果をもたらします。しかし、各アドネットワークの SDK の仕様確認や実装、テスト、アプリへのデプロイといった多くの手間がかかるのも事実です。

Windows ad mediation

そこで登場したのが Windows ad mediation です。

Windows Phone アプリ開発者は、

  • 使うアドネットワークを選ぶ ( 埋め込みコードは ad medation のみ )
  • Dev Center ( 開発者がダッシュボード ) から動作設定 ( 表示割合等 )
  • ストアに申請 ( アプリのアップデートは初回コード組み込み時だけで OK )

するだけで、Windows ad mediation を利用できます。そして、

  • fillrate ( フィルレート ) を高める
  • 市場に応じて利用するアドネットワークをカスタマイズ
  • 動的に表示割合や優先順位を変更して改善

することで、広告収益を最大化できます。実際に行った Microsoft の実験では、複数のアドネットワーク利用、市場ごとに利用するアドネットワークの最適化により 15% から 200% 収益を増やすことができました。

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「 Annoucing Windows ad mediation maximize your Windows Phone app ad revenue 」より

もちろん、市場やタイミング、どのアドネットワークを利用するか等に結果は左右されますが、いずれにしても市場やアプリの内容、広告表示のされ方に合わせて、テストし最適化することが大切なのは事実です。

このあとは

次回の「 Windows ad mediation を Windows Phone アプリに実装する 」では、この Windows ad mediation の実装方法についてさらに細かく見ていきます。

参考リソース


アプリ内での広告掲載による収益を最大化する Windows ad mediation - Yuta Watanabe's Blog


Windows ad mediation を Windows Phone アプリに実装する - Yuta Watanabe's Blog


Windows ad mediation を導入した Windows Phone アプリの申請と最適化 - Yuta Watanabe's Blog