Yuta Watanabe's Blog

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PhoneGap で Microsoft Azure Mobile Services を使う

こんにちは。

マイクロソフトの渡辺です。

様々なプラットフォームに対応する Microsoft Azure モバイルサービス ですが、PhoneGap アプリにももちろん使えますので、今日はその流れを見ていきます。

前準備として、まだ Azure のアカウントをお持ちでない方は登録します。

Microsoft Azure サブスクリプション申し込み Step by Step | MSDN

"購入"と書いてありますが、無料評価試用の手順も同様です。

そして、次に JavaScript バックエンドの モバイルサービスを作成してみます。手順については、下記の記事をご参照ください。

Microsoft Azure Mobile Services を JavaScript および .NET バックエンドで作成してみる

PhoneGap プロジェクトの作成

通常の手順で PhoneGap アプリのプロジェクトを作成します ( 開発環境の整え方は「 PhoneGap Developer App でコードの変更をリアルタイム自動更新しながらデバッグ 」をご参照ください )。

$ phonegap create azureapp

すると、プロジェクトファイル一式が作成されます。

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モバイルサービスとの接続

次に、モバイルサービスと、アプリを接続します。

Azure の管理画面で先に作成した モバイルサービスを開きます。クイックスターとの画面で、プラットフォームに PhoneGap を選び、"既存の PHONEGAP アプリケーションを接続する" を選びます。

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そして表示された手順にしたがって、PhoneGap アプリとモバイルサービスを接続します。

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  • モバイルサービスの JavaScript ライブラリをダウンロードして www/js の下に保存
  • www フォルダの index.html で上記のライブラリを読み込み
  • www/js の下にある index.js で モバイルサービスを初期化

これだけです。

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モバイルサービスを使ってデータを扱ってみる

あとは モバイルサービスにおける HTML/JavaScript アプリでの使い方と同様です。新しくテーブルを作成して、適当にデータを追加してみてください。手順は下記。

データの生成/読出し/更新/削除を行う ( Part 1 ) - Microsoft Azure Mobile Services ( JavaScript バックエンド )

モバイルサービスを使うと、PhoneGap でクライアント側をクロスプラットフォーム開発できるだけでなく、クラウド側も、クロスプラットフォーム対応したバックエンドを簡単に作成することができます。

PhoneGap アプリ開発やモバイルサービスの活用方法については、今後もこのブログでご紹介していきますので、お楽しみに!