Yuta Watanabe's Blog

開発周りと、その他諸々

Skype API - Skype Button 編

こんにちは。

日本マイクロソフト エバンジェリストの 渡辺 友太です。

*2014/8/23 最新情報を追記しました:Skype API の新しいドキュメント

先日、ご紹介した Skype API について、今回は特に Web サイトへの組み込みをテーマに詳しく見ていきます。

Skype API である Skype URIs を用いて、Web サイトに Skype 機能を組み込む方法は、

の2つがあります。

いずれに方法を用いても、Skype クライアントがインストールされているか確認され、インストールされていない場合にはアプリケーションのダウンロードページ等に誘導されます。また、先日ご紹介したようにアンカータグの href 属性で URI を指定する方法と上記2つの方法で実現できることに、ほとんど変わりはありません。ただし、このアンカータグを用いる方法では、Skype クライアントがインストーされているかどうかの確認は行われないため、クライアントがインストーされていない場合は、何も動作しない点にご注意ください。

 

Skype Button を使う

Skype Button のページにアクセスし、必要項目を設定してボタンを生成します。

1. Skype 名を入力

f:id:yuwata:20130815114514p:plain

ここでは、テストサービスのアカウント ( echo123 )を使います。使用する Skype アカウント名に置き換えてください。

 

2. ボタンが押された際のアクションを選択する

f:id:yuwata:20130815114529p:plain

音声通話を開始するか、チャットを開始するか、もしくはその両方選択できます。ビデオ通話を開始したい場合は、後ほどご説明する Skype.ui をご利用ください。

 

3. ボタンの概観を設定する

f:id:yuwata:20130815114604p:plain

色とサイズを指定します。プレビューが右側に表示されるので確認します。

f:id:yuwata:20130815114637p:plain

 

4. 生成されたコードを貼り付ける。

生成されたコードを、HTML に張り付けると、下記のようにボタンが表示されます。

もし、不特定多数のユーザから通話やチャットを受け付ける場合には、コンタクトリストにないユーザからの通話・チャットリクエストを受け付けるよう設定が必要ですのでお忘れなく ( デスクトップアプリケーションの場合は、ツール > 設定 > プライバシー設定 ) 。次回は、Skype.ui を用いて Web サイトに Skype 機能を埋め込みます。