HTML ファイルや Web サイトをアプリ化!Web App Template
こんにちは。
今日は、先日公開された Web App Template という 新しい Windows ストア アプリのプロジェクト テンプレートをご紹介します。
Web App Template を使うと、誰でも簡単に HTML ファイルや 運営中の Web サイトをアプリ化し、Windows ストアに公開することが出来ます!
- プログラミング不要 ( 基本的に設定をいじるだけ )
- OS ネイティブの機能や UI コントロールが使える ( これもプログラミング不要で )
- できたアプリをそのままストアで公開できる
という、とっても便利なテンプレです。
Web App Template とは?
Web App Template は、WebView コントロールを使って HTMLファイルや Web サイトをアプリ化するテンプレートです。
- HTML ファイルや Web サイトの動作、外観の調整
- 検索、共有、設定等の OS が提供している API の利用
- アプリ バーを始めとする標準コントロールの組み込み
を、テンプレート内に含まれる設定ファイル config.json を書き換えるだけで行えます。
つまりアプリ公開までに必要な作業は、
- 開発環境の準備とテンプレートのダウンロード
- ベースとなる HTML ファイルや Web サイトを読み込み
- config.json で外観と使う機能を設定
- ストアに公開申請
だけです。
config.json で設定可能な内容
ドキュメントの Json Reference に、各設定項目の内容が記載されています。まずは homeURL にアプリ化する Web サイトの URL を指定します。共有コントラクトやナビゲーションバーもご覧いただけるとおり、JSON のプロパティ指定で実現することができます。
例えば、navBar を下記のように設定してみます。
すると、このようにナビゲーションが出てくる。こんな感じです。WinRT の API や C#, JavaScript の知識がなくても、設定ファイル config.json の変更だけでアプリを形作っていくことができます。
テンプレート利用に際する注意
簡単に Web サイトをアプリ化できる、便利な Web App Template ですが、利用に際してはいくつか注意点、ガイドラインが出されているのでご確認ください。
特に、やってはいけないこととして、
- 自分が所有していない Web サイトやアプリを使う
- 振り替え表示が設定されていない Adobe Flash や Microsoft Silverlight を含んだ Web ページを表示する ( *アプリではプラグインがサポートされていません )
- ナビゲーションバーと表示している Web サイトの両方にナビゲーションを置く ( Styles の設定で隠しましょう )
が、あげられています。その他、これはやった方がいいよ!というポイントもガイドが出ていますので、使用上の注意をよく読んでテンプレートを使いましょう。
このあとは
誰でも簡単に Web サイトをアプリ化できる Web App Template 、ぜひ活用して Windows ストア にアプリをリリースしてみてください!
Windows ストア アプリ開発の概要や開発環境の整え方等は、下記の記事もご参照いただければと思います。
- Windows ストア アプリとは? 開発概要と参考になる開発者向け情報まとめ - 渡辺 友太 | type IT Academy
- テンプレートで始める Windows ストア アプリ開発 - 渡辺 友太 | type IT Academy