OneNote API に追加されようとしている機能
こんにちは。
マイクロソフトの渡辺です。
今回は、OneNote API に、"今後"、追加されようとしている機能をご紹介します。
※あくまで、検討・予定されているものです。提供の有無や時期、内容については変更の可能性がありますので、その点ご了承ください
※OneNote API の概要については、「 OneNote と連携したアプリを開発する 」をご覧ください
この記事を書いているのは、2014年6月9日です。2014年3月25日に「 OneNote API Near-Term Roadmap 」という記事が公開され、今後 OneNote API に追加しようとしている機能が紹介されています。今回は、この記事をベースに、その後2か月経った間のアップデートも追記しながら、まとめてみたいと思います。
※ご紹介する順序は、優先度とは関係がありません
PDF のページ内表示
ファイルの添付だけでなく、ページ内に直接表示する機能。こちらは、さっそく機能追加されました。4月29日に「 PDF Rendering now in the OneNote API 」の中でアナウンスされ、使い方が紹介されています。このように OneNote API は随時機能が拡張されていく予定ですので、ぜひご期待ください。
詳細なエラーコード
API の呼び出しに対して返ってくるエラーについて、より詳細に、何が悪かったのか、開発者が把握できるように改善しようとしています。
ノートブックやセクションを指定して新規ノートを作成
特定の場所にノートを作成できる機能。例えば、ユーザにノートの保存先を選択させる UI を表示できるようにして、任意の場所に新規ノートを保存することが出来るようにする機能です。
こちらは、先日、部分的に可能になりました ( ステータスも STARTED になっています ) 。5月5日に、「 Quick way to Create a page in a Specific Section 」の中でアナウンスされています。まずは、ノートブック直下のセクションが指定できるようになり、指定のセクションが存在しない場合は、新規に作成される形になりました。
新規にノートブックを作成
新しくノートブックを作成する機能です。
新規にセクションを作成
新しくセクションを作成する機能です。
ページ全体を書き換え
ページ全体をアップデートする ( 書き換える ) 機能です。
デフォルトの保存先取得
ページを保存する際のデフォルトの保存先を取得する機能です。この API によって、ページがどこに保存されるのかをユーザに示すことができるようになります。
チェックボックスやその他のタグのサポート
OneNote で使われる ToDo や他の種類のタグを開発者が扱えるようにする機能です。OneNote で使われるタグはページを分類するためのタグではなく ( ブログ記事のタグではなく )、ToDo や重要、質問等のタグをコンテンツに埋め込むことができます。
こちらはステータスが PLANNED になっており、6月または7月頃に着手予定とコメントされています。
ノートブック、セクション、ページを削除
特定のノートブック、セクション、ページを指定して削除する機能です。
ページのリストを取得
ユーザのノートブックに存在するページのリストを取得する機能です。4月10日の記事「 Notebook Hierarchy Recall Preview 」の中で、仕様案が示されています。記事内では、1,2か月で完成しそうとのこと。OrderBy, Expand パラメータを用いて並び替え、対象の絞り込みがサポートされる予定です。ステータスはもちろん STARTED。
ページのコンテンツを取得
ページの内容を取得する機能。上記のページのリストを取得する機能と合わせて使用することになるでしょう。5月31日にステータスが、STARTED になりました。
ノートブック内の画像を取得
ノートブックに含まれる画像を抽出する機能です。例えば、OneNote から画像を選択する、というような使い方が、アプリで出来るようになります。
皆様からのご意見、投票お待ちしております!
以上が公式ブログ等で触れられている、今後追加されようとしている OneNote API の新機能になります。OneNote API へのご意見、ご要望はこちらで受け付けております。新しいアイディアや既存のアイディアへの投票でも構いません。アイディアごとにステータスは更新されていきますので、対応の行方についても、ぜひご注目ください。